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5月も後半になりました。
4月から育休明けで職場復帰された方も多いのではないでしょうか。
私も1年前はそうでした。
育休中はまだ時間に余裕がありましたが、仕事が始まると怒涛の毎日。
1年前の私は「1日24時間じゃ足りない!!」と思って過ごしていました。
家事育児の負担は、今の日本では、まだまだママが多めに引き受けがち。
産後からどっぷり子供優先の生活に漬かって、さらに仕事が加わって、真っ先に削られるのは、自分のこと。
おうちは毎日キレイ、仕事もバリバリこなして、自分メンテもして、離乳食も手作りして、子供の前ではいつも笑顔❤︎
…なんて、「理想のママ」ではとてもいられません。
- 我慢の上では幸せになれない
- 我慢を手放しましょう
- 手放した先に幸せがあるなら、もうそこに行くしかない
- どんな自分でも、人生を楽しんで❤︎
- ママになった人生も楽しむ。「あなたのままでママ」になれば、きっと叶います❤︎
私も、1年前の職場復帰後、自分のことを我慢していました。
例えば、トイレに行くことを。
朝から晩まで家事・育児・仕事で駆け抜けて、この時期、トイレが1日1回でした。
(後回しにして、結局帰宅するまで行くのを忘れていました)
子供のため。家族のため。生活をうまく回すため。
でもそれなのに、心から幸せではありませんでした。
我慢の上では幸せになれない
我慢していると、他人のことも許せなくなってくるんですよね。自分に許していないから。
私は、自分が朝起きて、トイレに行くより自分の身支度より何より先に、子供の朝食作り、子供の身支度をしていました。
だから、夫が朝起きてのんびり歯を磨いたりトイレにこもったりというのを見て、イライラしていました。
「私は自分のことよりも子供のことを最優先で動いているのに、あなたはどうしてそうしないの!?」と。
でも、子供に夫婦ゲンカを見せたくないため、言うのを我慢して、心の中だけに留めていました。
夫は、子供が大好きで育児にも積極的。
家事も指示しなくても自分から動いてくれる人です。
(我が家の家事分担は、一部を除いてはできる人ができることをやる方式です。だいたいいつもやる人は決まっていますが。)
でも、トイレのような些細なことですが、当時の私にとっては、毎朝毎朝不満に感じることでした。
自分のトイレを我慢して、生活を回すことを優先する。
家庭内の平和のために、不満を伝えることを我慢する。
それなのに、
夫に対して不満を感じる。自分が疲れ、傷つく。
怒り、対立、分裂、悲しみ。
これでは幸せな結果とは言えません。
無意識の我慢、無意識の自己犠牲
ところで、どうして私はそんな思いをしてまで我慢していたのでしょうか。
当たり前ですが、夫や子供から、「我慢してくれ」と頼まれたわけではありません。
でも、ママになることも、2人目を生んだことも、共働きなことも、全て自分が選んだ道。
「ママだから」「がんばると決めたから」「私がやらなきゃいけないから」…
育児の子供優先の状況に加え、もともとの我慢強さや真面目さから、耐えることが自然な流れだったのかもしれません。
そんな生活をしていたら、我慢することが普通になっていました。
また、出産を経た女性は、ホルモンの働きで脳が再構築され、関心が自分より子供へ、守るのも自分より子供へ、となるそうです。
(興味のある方は『母性脳』で調べてみてくださいね。)
ママの自己犠牲は、脳の仕組みで、ある意味自然なことなのかもしれません。
でも、辛い時は辛いものです。
我慢を手放しましょう
最終的にそれで幸せになれる我慢ならいいのですが、そうでない場合、私のように、よくない方向へ進んでしまいます。
我慢や自己犠牲では幸せになれないんです。
相手を許せない気持ちや怒り、そして我慢を手放しましょう。
我慢するということは、対象から目を背けているようで、実はとらわれています。
手放すことで、その後に少しスペース=余裕が生まれます。
余裕が生まれたら、
「私って本当はこう思っていたんだな」
「これって本当にそうなのかな?」
「こういう考えややり方もあるかも」
と、少し離れた視点から自分の気持ちと事実を見ることができるようになります。
こうして、より本来の自分のままで幸せになれる方向へ動き出すことができるのです。
もし私が不満を夫に伝えて、夫もトイレを我慢してくれたとしても、私は幸せになれなかったと思います。
自分の我慢を手放せていないから。
すぐに別の不満が現れて、同じことの繰り返しになっていたと思います。
あなたのその我慢、しなければいけないものでしょうか?
あなたの中に我慢を見つけたら、ご自分に問いかけてみてください。
「この我慢ってしなきゃいけないもの?」
「こんな思いをしてまで我慢して、いいことある?」
した方がいい我慢
自分のためになる我慢はこちらです。ちゃんと自分にプラスになって返ってくるもの。
「自分がそうしようと思うから、そうする」と、認識を変えましょう。
私のトイレ我慢はこちらにしました。
私にとってそこまで辛いことではないし、仕事も本当にトイレに行く間もなかったので、日々の生活を回すために、必要だったからです。
(体にはよくないのかもしれませんが…ちなみに今は当時より改善しています。←誰得情報)
また、
「トイレに行く行かないは個人の自由だよね」
「私は私の意思で行かないだけなのに、夫を責めるのはお門違いだな」
「私はトイレに行かずがんばってる。夫は他の面で何かを我慢してくれているのかも。お互い様だよね」
と思うことができました。
すると、夫への怒りがなくなり、我慢も「自分の選択」と捉え直し、手放すことができました。
しなくてもいい我慢
自分のためにならない我慢です。
また、「〜したい」と思ったら我慢せず実行することで、自分を大切にすることに繋がり、より自分らしく自然体で生きられるようになります。
私は、休日の外出(散歩)やカフェに行くことは、こちらにしています。
しないとストレスが溜まり、家族にイライラが出てしまうからです。
1人では行けませんが家族を巻き込んで行くことで、それだけで心に余裕ができ、笑顔で過ごすことができます。
将来的には、苦手な家事もアウトソーシングしたいなー。
手放した先に幸せがあるなら、もうそこに行くしかない
このままじゃ幸せになれない、手放せば幸せに向かえると気付いたら、ハッと目が覚めた感覚になります。
そして、もうそちらを選ばずにいられなくなり、「どうしたら実現できるか?」を考えて、自分から動けるようになります。
目からウロコが落ちるような解決法が思い付くかもしれません。
今までと全く違う価値観を持つようになるかもしれません。
それが、本当の自分に向かって進み出した証拠です。
我慢を手放した方が、ママの機嫌がよくなる。家庭の雰囲気もよくなる。
あなたは、子供や家族のためにと我慢や自己犠牲で生活を成り立たせて、実際、家族やあなたは心から笑えていますか?
我慢や自己犠牲では幸せになれません。
あなたのその我慢は報われるものですか?
自己犠牲はそもそも見返りは求めないと思いますが、
その自己犠牲はあなたも本当に幸せになれますか?
夫だったら、死に際に「お前には苦労をかけた」とか言ってくれるかな?
最悪、あなたの献身に気付くのはあなたが死んでからですよね。
子供なら、「好きで我慢してたくせに、こっちのせいにしないで」と言われると思います。
「はい」と言えないものは、手放すという選択肢があなたの中にあることを、覚えておいてくださいね。
自分を消して家族に尽くす「理想のママ像」(もしくは『理想の妻像』?)は、捨ててしまいましょう。
あなたは、あなたのままでママになればいいんです。
ママがニコニコしていれば、家庭の雰囲気がよくなります。
我慢するよりよっぽど、自分も家族も幸せになれると思いませんか?
どんな自分でも、人生を楽しんで❤︎
我慢しなくてもいいという選択肢があるなら、子供という守るべきものがあるママだからこそ、そっちを選ぶことだってできるはず。
子供と一緒に生活している今だからこそ、そういう姿を見せることが大切です。
私は、やりたいことをやらなかったのを子供や家族のせいにしたくないし、子供には私と同じように我慢する道を辿って欲しくないとも思います。
やっぱり、子供には笑顔を見せたいし、好きな事やって人生を楽しんでいる姿を見せたい。
ママでも、仕事が変わっても、仕事を辞めても、主婦になっても、また仕事をしても、どんな自分になっても。
子供にも、好きな事を好きと言える人、やりたい事を自分で見つけて人生を楽しめる人になって欲しいと思うのです。
ママになった人生も楽しむ。「あなたのままでママ」になれば、きっと叶います❤︎
ママになって、独身の頃や出産前より、できないことは増えました。
でも、子育ては本来、それ以上に楽しいし、幸せで、素晴らしいものです。
「ママー!」と駆け寄ってくれる子供の姿、
保育園で描いた絵や作った折り紙を「おみやげがあるの」といそいそとバッグから出してひとつひとつ見せてくれる姿、
寝ている時に上に乗り上げてくる子供の重み。
どれも今だけのこと。
夫と2人でのびのび寝られるようになったら寂しくなるかもー!
ママになったから「自分じゃないママ(理想のママ像)になる」のではなくて、「ありのままの自分のまま、ママになる」方法、必ずあります。
最初は小さなことからでも、ひとつずつひとつずつ手放していくことで、より自分らしい生き方に近づくことができますよ❤︎
お読みいただきありがとうございました。