DolceVita〜おいしい人生を叶えるブログ〜

\ママでも自分の人生を大切に❤︎/ 会社に搾取される時短ワーママだった私が、自分の本当の幸せ=DolceVitaを叶える、現在進行形のお話。

手作り!弦も張れる!ダンボールヴァイオリン

ご訪問ありがとうございます。

 

我が家には子供用のヴァイオリンがあります。

といっても、本物ではありません。ダンボーで私が手作りしたものです!お母さんがんばりました😭

 

この情報が誰かの参考になるのか?誰か得するのか?は不明ですが、けっこうこだわったので、語ってみたいと思います。お付き合い頂ければと思います。

 

 

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正面から見たところ。顎当てはありません。

表板と裏板、ネックの表と裏は、拡大印刷した写真を貼っています。

ちゃんと輪ゴムの弦も張ってあって、ピッツィカートで弾けます。チューニングはしていませんが、1弦で事足りるような簡単な曲ならなんとか弾けます。(チューリップとかきらきら星とか。)でも歌に合わせて適当にポロンポロンするだけでも、子供は十分楽しんでくれます。

弓はありません。

 

実はこの子は2作目です。1作目は弦もなく、これよりもうちょっと簡単に作っていましたが、下の子のヨダレでふやけてしまいました。

(1作目の時は弓もありました。毛はスズランテープ)

そして、上の娘の「音の出るやつ作って〜」の言葉に、私の職人魂に火が付きました。🔥🔥🔥

本物のヴァイオリンをネットで調べまくって、パーツや構造を研究しました。あとは、高校時代にオーケストラでチェロをやっていたので、その時の記憶を総動員。

弦をどのように張るかや強度の保ち方、細かいパーツの組み立て方、修理しやすい設計の構想にも時間をかけましたが、なかなか制作のためのまとまった時間が取れなかったのでさらに遅れ、3ヶ月以上かかって完成させました。

 

しかしその頃には娘の興味も薄れていた?し、私も触らせるのがもったいなかったので、最初は飾るだけで放置されていたこのダンボールヴァイオリン😂

最近、ようやく子供たちから弾いたり持ってきたり遊んでくれるようになりました♬

 

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テールピースとテールガット。こだわったパーツのひとつです。

本物のヴァイオリンのように、弦(輪ゴム)はテールピースの穴を通して張っています。本物はボディの下にエンドピンというパーツが刺さっていて、それでテールピースを固定しています。そしてテールガットは、弦の張力に耐えられる強いものでなければいけません。最初はそれが分からず輪ゴムを考えましたが、伸びてしまって弦を張れず、ダメでした。

ダンボールでエンドピンを作っても取れたり緩んだりした時に修理が面倒そうなので、エンドピンは省略。

テールガットは袋の口を縛る針金のアレを使いました。金色でちょっと高級感もあり!?

テールピースはダンボールの断面のナミナミのところに補強のため爪楊枝を差し込んであります。

 

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横から見るとこんな感じ。

中央に駒があって(いつのまにか傾いてしまった💦)、弦はちゃんと指板から浮いています。

駒も弦の張力でへたらないよう強くなければならないので、こちらも補強の爪楊枝をびっちり差し込んでいます。

また、本物のヴァイオリンの駒は表板の上に乗っているだけ(接着されているわけではないんですよ)ですが、これは表板の裏から差し込んでいます。裏板につくところまでちゃんと足があり、しっかりと固定されています。

 

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ネックと指板。苦労しました。

そして指板もちゃんと表板から浮いています。本物のヴァイオリンの構造を参考にしました。竹串を入れて補強したダンボールを重ねて、押さえてもへたらないようになっています。

ところで、本物のヴァイオリンのネック、それからネックとボディのジョイント部分は、手に馴染む美しい曲線。それをダンボールでどう作るか?が課題でした。

本物のヴァイオリンを参考に、下のようになりました。

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ネックの根元は台形(計算ミスして長さが裏板に届きませんでした😓)。それに合わせて、側板も斜めに切りました。ネックはボディに僅かに埋め込まれているのです。

そしてそれだけではダンボールのネックなどすぐポロッと外れてしまいますので、ここでも竹串の出番。ネックに半分ほど刺した竹串の先をボディにも刺し、二つのパーツをしっかりと繋げています。

 

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スクロールとペグボックス。やっぱりスクロールがあると、ヴァイオリンっぽい。

スクロールは作ろうかどうしようか悩みました。

写真に合わせて四角く切り抜いたハリボテにしようかとも思ったのですが、それじゃあ気分が乗らない。それに、弦を張るとなったら、弦を通せて、切れた時に変えやすいような仕組みも必要。

というわけでこうなりました。

そして本物ならペグが刺さっているところはペグボックスというそうです、初めて名前を知りました。

ペグは難しいし、作っても子供が扱うとすぐ折れるだろうと思い、省略しました。

弦(輪ゴム)は補強を兼ねてネックに刺した竹串の先を割って、そこに挟んで張っています。

ちなみにこのスクロール・ペグボックス部はスポッと抜けて取り外し可能です。チューニング(しないけど)や弦(輪ゴム)が切れた時は、ここを取り外してできるようになっています。

 

★弦の張り替えについてはこちら

ダンボールヴァイオリン、弦の張り替え - DolceVita〜おいしい人生を叶えるブログ〜

 

ついでですが、一応、上駒のつもりで、ダンボールの紙1枚を小さく折ったものを貼ってあります。

 

 

以上でした!

そのほかのこだわりとしては、子供が触って手を切らないように、ダンボールの断面を見せないようにしたとか。

素材がダンボールですし、自分で作ったものでなので、多少壊れても修理できるのがいいところですね。

でも正面から見るとスクロールがねじれていたり、ネックが傾いていたり、反省点もあります。

何か機会があればブラッシュアップしようかなー…もうそんな気力ないかなー…。

子供の夏休みの工作にでもいいかもしれないですね。笑

 

ちなみに3歳の娘にはまだちょっと大きくて、ヴィオラぐらいのサイズ感です…。😅

 

 

・・・おまけ・・・

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これは下の子用。まだ0歳の時に作ったかな?

表面に透明なテープを貼って、食べても大丈夫なようになっています。

細いゴムで弓と繋がっています。

 

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2019/3/21  タイトル変更しました。

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お読みいただきありがとうございました。

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